80年代の日本の音楽シーンを牽引してきた杏里は、40年以上のキャリアを持つ日本を代表するシンガー・ソングライターで「CAT’S EYE」や「悲しみがとまらない」などのヒットソングを持っていることで知られています。
その楽曲の質の高さで現在も国内国外を問わず多くの音楽ファンを魅了しています。この記事ではそんな杏里の音楽について、また杏里のレコードの人気タイトルの買取価格について解説していきたいと思います。
ちなみに私たちレコランはアナログ・レコードの買取を行っており、特に現在は杏里のアナログレコードの買取を強化しています。
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- 杏里のアナログレコードの買取価格が知りたい方
杏里というシンガーソングライター
1978年に17歳の若さでデビューを果たします。デビュー曲の「オリビアを聴きながら」は発売当初はヒットしませんでしたが、現在では多くのアーティストがカバーをする名曲として知られています。
セカンド・アルバム以降、鈴木茂、坂本龍一、松任谷正隆、高橋幸宏、小原礼といった多彩なミュージシャンが杏里の楽曲のサポートをします。デビュー以降アルバムの内容の素晴らしさとは裏腹にセールス面では苦戦がつづきますが、しかしこうした多彩なアーティストに支えられた作品はのちの再評価に繋がります。
杏里と角松敏生のコンビは有名ですが、4枚目のアルバム『Heaven Beach』(1982年)で初めて杏里と角松敏生のコラボレートが実現します。また、本作『Heaven Beach』には小林武史やブレッド&バターの楽曲、さらに杏里自身の楽曲も収録されていて多くのファンを獲得することに成功しました。
さらに『Heaven Beach』に収録されている「Last Summer Whisper」が、発表から約40年の月日を経た2020年に米国のR&Bシンガー、ジュヌヴィエーヴの「BabyPowder」という楽曲でサンプリングされます。これにより杏里の楽曲が一気に世界中から注目されることになりますが、しかしもともと杏里自身がソウルミュージック、フュージョン、AOR、フィラデルフィア系の音楽のグルーヴに慣れ親しんできたことを考えると特に驚くことではないのかもしれません。
5枚目『Bi・Ki・Ni』6枚目『Timely!!』7枚目『COOOL』といった角松敏生とのコンビ作が続き、これら3枚のアルバムは「角松三部作」と括られて今でも大変人気があります。
杏里のレコードの買取相場
それではこれまでの杏里の作品で高値買取されているレコードのタイトルをご紹介したいと思います。記事の冒頭でも触れましたが、デビューしてから数年の間は杏里の知名度は低かったため出荷枚数も他のアーティストと比較すると少ないので稀少価値があります。
また、多彩なアーティストが杏里の作品に参加していたり、とりわけ角松敏生と組んだレコードは人気があるので高価買取が狙えます。それでは杏里のレコードの買取価格の相場を解説していきます。価格はトップコンディションで付属品完備を想定しています。
「ヘブン・ビーチ」【規格:28K-43】
「ヘブン・ビーチ」は、杏里の4枚目のオリジナル・アルバム。ブレッド&バターや角松敏生が楽曲を提供し杏里自身の楽曲も収録されています。米国のR&Bシンガー、ジュヌヴィエーヴがサンプリングした「Last Summer Whisper」(A2に収録)が収録されていることや、この後の「角松三部作」に繋がる重要なアルバムであることからとても人気があり、オリジナルは高値で取引されています。
こちらのタイトルの付属品は帯とライナーです。トップコンディションに近い状態では買取価格は6,400円ほどとなっています。また見本盤(PROMO盤)の場合、買取価格は8,000円ほどで取引されています。
※こちらのタイトルは2023年に再発盤が発売されています。
「Timely!!」【規格:28K-63】
「タイムリー」は、杏里の6枚目のオリジナル・アルバム。大ヒットとなった「CAT’S EYE」が収録されていますが、シングル盤とは違って角松敏生編曲による新録バージョンが収録されています。その他に大人気曲「悲しみがとまらない」も収録されて「ヘブン・ビーチ」同様シティーポップの名盤として人気があります。
こちらのタイトルの付属品は帯、ライナー、インナー、カレンダーです。ちなみに、こちらのタイトルではカレンダーまで揃っていることが稀ですので、カレンダー付きでトップコンディションに近い状態での買取価格は2,800円ほどとなっています。カレンダーなしの場合、2,400~2,000円ほどの買取価格となっています。また見本盤(PROMO盤)の場合3,600~4,000円ほどで取引されています。
※こちらのタイトルは2023年に再発盤が発売されています。
『Bi・Ki・Ni』【規格:28K-48】
「Bi・Ki・Ni」は83年発表の5枚目のアルバムで、角松3部作の1部にあたります。前作の「ヘブンビーチ」同様、豪華制作陣を迎え、ダンサブルな杏里サウンドが聴ける人気作です。
こちらのタイトルの付属品は帯とライナーです。トップコンディションに近い状態での買取価格は2,000円~1,600円くらいとなっています。また見本盤(PROMO盤)の場合は2,400円くらいで買取を行っております。
※こちらのタイトルは2023年に再発盤が発売されています。
ちなみに私たちレコランはアナログ・レコードの買取を行っており、特に現在は杏里のアナログレコードの買取を強化しています。
レコードの査定スタッフが最新の相場から慎重にお品物を確認しておりますので、信頼性のある買取価格をご提示できます。
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高く売れるアドバイス・コツ
レコードの保管についてたびたび訊かれるのですが、くれぐれも高温多湿を避けて保管してください。高温多湿はレコードのジャケットにカビが生えたりレコードの盤焼けの原因になります。また、付属品などが紛失したり傷まないように保管してください。専用の保護セロパックなどに入れて保管することをおすすめいたします。
高価買取につなげるためにも以上のことに気をつけて管理してください。
まとめ
もともとブラックミュージックのグルーヴに慣れ親しんでいた杏里の周りに多くの才能が結集し、同じくブラックミュージックの影響を受けた角松敏生との出会いが杏里にとって決定的なものとなりました。近年の海外人気は杏里の楽曲を聞いたファンがYouTubeに動画をアップしたり、海外アーティストによるサンプリングなどによって広まったものですが、しかしこのような現象は杏里の楽曲に魅力がなければ生まれません。また、ここ数年のアナログレコードのブームも合わさって杏里のレコードの需要はまだ高いままです。