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トレラン買取ブログ

国産シティ・ポップと国産ニューウェイブの人気

2022年7月7日

数年前になりますが、友人の紹介で海外在住のレコードのバイヤーの方とゆっくりお話をする機会を得られました。

話柄が海外から注目を浴びはじめていた“和シティ・ポップ”に移り「今は“和ニューウェイブ”のレコードを集めている最中」とその方が仰ったので早速理由を訊ねると、「シティ・ポップの次のブームになるから」とごくあっさり答えられました。

個人的には“和ニューウェイブ”が次のブームになるという予想を聞いて少し首を傾げるところがありました。

それというのもその時分には既に“和ニューウェイブ”に該当するアーティストは国内外を問わず人気がありましたし、再評価も進んでる印象を持っていたからです。

ですからその方の真意を今一推し量ることができませんでした。

ところが、そのあとちょっと間をおいてから、国内アーティストによるニューウェイブのコンピレーションCDが発売され、その惹句に“次なるブーム”ということが書かれてあるのを見つけました。

さらにそれからほどなく「RECORD STORE DAY」でコシミハルの『パラレリズム』の再発が発売されるという知らせを聞きました。

(ちなみにこのアルバムは“和ニューウェイブ”というより“テクノポップ”といったほうが耳馴染みがよいのかもしれません。本作は細野晴臣と高橋幸宏が設立したYENレーベル期の名盤として知られています。本作のプロデュースは細野晴臣が担当しています)

そこでシティ・ポップの流行にも少し翳りが差すのかと思ったのですが、どうやらそれは誤りだったようです。

案に相違して、“和シティ・ポップ”に特化したアナログイベント「CITY POP on VINYL」などが始まり(同イベントは2022年8月にも開催)、シティ・ポップが国内外を問わず、また世代を問わず熱い支持を受けているのを改めて認識することになりました。

では、“和ニューウェイブ”の流行はどうなったのか。

個人的には前段で記したとおり、数年前から“和ニューウェイブ”なるものは人気と安定した需要を持っており、ただそれが昨今のシティ・ポップ人気の大流行の陰に隠れて表立っていないだけであって、“和シティ・ポップ”と一緒に十分受け入れられていると思っています。

“和シティ・ポップ”や“和ニューウェイブ”はともに曖昧なサブジャンルに過ぎませんが、“和シティ・ポップ”に興味を持てば自然と“和ニューウェイブ”に行き着くのではないかと思っています。

むしろそうならないのが不自然なのではないでしょうか。

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